久しぶりに、愛読書のひとつを手に取りました。
もう、何度読んだかわかりませんが、読むたびに、考えさせられたり、自信をもらったりします。
「仕事の哲学」P.F.ドラッカー著
みなさんは、ピーター・ドラッカー(Peter F. Drucker)って知ってますか?ちょっと前まで生きていた、有名な経営&経済学者です。有名な著書は数知れず、影響力も凄かったのだと思います。今、彼の著書を読んでも、経済や一般的な経営は、そこまで追いついていないのが現状です。
理由はいろいろあると思うのですが、そのひとつは、「満足」にあるのではないか?と思っております。戦後を生きた諸先輩方の時代に「現状」に満足する人というのは一握りで、ほとんどの人が、もっと豊かに、もっと幸せに。と、日夜努力していたと思うのですが、今の世の中はそこまでハングリーになる必要がないくらい、ある意味「豊か」なのだと思います。
そういった豊かな過去の遺産のおかげで今、私達は確かに豊かに暮らせているのかもしれません。ですが、次の世代へ、前の世代に貰ったものよりも大きなものを贈りたいのであれば、ドラッカーの本を読むことをお勧めします。
細かい話を完全にすっ飛ばすと、人間、最後は哲学だと思っています。哲学について学ぶのではなく、自身の哲学。という意味です。
こちらの書籍は、ドラッカーの著書の美味しいところ取りで組まれておりまして、形式的には、詩集(ポエム)近いかもしれません。
最近ではドラッカーの「マネジメント」から派生した萌え系の本が、最近売れているみたいですが、私としてはこちらをまずオススメしたいところです。
ドラッカーが指す「仕事」は、ビジネスというかお金儲けだけにあてはまる訳ではないです。だからこそ向上心をお持ちの方には、ぜひお勧めの一書です。
ということで、いくつかご紹介を。どれも胸打たれる言葉です。
成長の鍵は責任である。自らに責任を持たせる事である。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、仕事にふさわしく成長する必要を認識するといことである。
普通の人であれば、実践的な能力は身につけられる。卓越はできないかもしれない。卓越するには、特別の才能が必要である。だが、成果をあげるには、人並みの能力があれば十分である。
習得することができず、もともと持っていなければならない資質がある。他から得る事ができず、どうしても身につけておかなければならない資質がある。それは、才能ではなく真摯さである。
とまぁ、こんな短いフレーズで構成されている本な訳です。
ドラッカーの著書には、「明日」だとか「将来」だとかが良くでてきます。人間だけが、今日よりも明日に生きる動物なのかもしれません。明日のために今日、がんばりましょう。
本日はこのへんで。
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