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大事を小事の犠牲にしてはならない。


より良い戦略家になるために

昨夜4時頃まで「戦略的思考をどう実践するか」を読んでいました。

勉強になる部分も多いので、今後に活かせられればと。

戦略も、ゲーム理論も、フェルミ推定も、事業計画も、なにかしらの目的のために利用するからこそ価値があり、目的のない戦いや努力に意味は無いでしょう。


現代に生きる人は、望む望まないに関わらず、誰もが戦略家にならざるを得ません。であるならば、より良い戦略家であるべきですね。


さて、「人間は基本的に他人の影響を受けてしまう」事を前提として、戦略を構築しますが、それだけが戦略という訳ではなく、誰もが未来の自分のために戦略を立てたりもします。簡単に言うと、現在から未来への資源の配分(主に、お金と時間)を考えると言う事です。


本来、自分の行動というのは、そのほとんどを自分で管理し、資源配分できる貴重な存在です。逆に言うと、完全に影響できるのは「自分の行動(時間の使い方)」しかない。という感じです。もちろん、資源には限りがあるので、その範囲内での分配を考える訳ですが、これが意外と難しい。



単純に、読書が自分のためになる。という思いによって、読書の時間を確保したところで、それだけで配分が完了する訳ではなく、

  • すぐに使えるアイデアを求めたり、明日の作業のため、スキルアップできるような専門書を読む。というのから、

  • すぐに利用できるわけではないが、将来的に知っておいた方が良いと思う事が書いてありそうな本を読む。というのまで。

読む本の内容によっても、投下する資源(お金と時間)から、得られる出あろう内容や、パフォーマンスに換わる時期なども、小~大、短期~長期と、実に様々です。


どのように配分するかは、もちろん人それぞれだとは思いますが、常に、5年後10年後を意識して今の時間を使える人の方が、目先にばかり囚われている人よりも、後々、影響力を持つであろう事は、想像に難しくありません。




ほんの少しの時間でも良いので、遠い将来のために投資しておく事は、非常に重要です。なぜなら、今から10年前にさかのぼって、今のために投資する事は、どんなに頑張っても不可能なのですから。


10年前に柿の木を植えて手入れをしていれば、今年収穫できる可能性は高いですが、今年植えた苗から、今年すぐに収穫する事ができないのと同じ事です。

目指している状態になるために、必要とされる資源の投下はどれくらい?

  • 「大事を小事の犠牲にしてはならない。」

  • 「最良の敵は良である。」

など、目先の事にとらわれて、遠い将来を犠牲にしてはならない。または、本当に目指している目標が遠いからと言って、今日の時間を目先の事にばかり利用してはならない。という教えをつたえる言葉はたくさんあります。


あなたの本当に目指している状態になるために、必要とされる資源の投下はどれくらいでしょうか?1週間に1時間で十分な程度の低い目標なのか?それとも、与えられたほとんどの資源を投下し続けてさえ、確実に手に入るとは言えないくらい、相当に高い所にある目標なのか?たくさんの犠牲を払う事によってしか、手に入れる可能性を高められないような目標なのか?高い目標を持つことは、充実した時間を送れる反面、忍耐を必要とします。


選択の自由がある時に、

  • 常に目標に一歩でも近づく決断をする事が可能性を高め、

  • 反対に目先の利益にとらわれた決断が、可能性を低める。

というのは、考える必要すらない、当たり前の事です。

可能性を追求すればするほど、成功確率は高くなり、可能性を放棄すれば、成功確率は低くなる。もちろん、その高い目標を達成するためには、運やタイミングといった、自分ではどうしようもない要素も大きく影響を及ぼす事でしょう。それは、否定できない部分ですが、だからと言って、もっている資源の投下を減らす理由にはなりません。


今の自分があるのは自己責任

今の自分が思うような結果を出せていないとすれば、それは、今までの資源(お金と時間)の使い方の結果であって、基本的に、その全責任は自分にある。明日、一か月後、一年後、十年後、望む結果を手に入れるために、今からの時間の使い方を見直す。今後、限りなく訪れる選択の機会において、常に、目標の達成に貢献する可能性の高い方を選ぶ。


と、言えるような人って、世の中の何%くらいなのかなぁ?と、ふと思いました。


 

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