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開業までの道のり(2)コンセプトを決めよう

更新日:2018年8月14日

続きです。前回のエピソード【(1)業態を決めよう】はこちらからどうぞ。

飲食店開業におけるコンセプトとはその商品を通して「何」を売りたいのかということ

コンセプトとは?

コンセプトとは、google辞書にて直訳すると、 ①概念。②企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。 という風にあります。こちらを私達の開業の問題に照らし合わせると

「お店や商品・サービス」を通して、何を売りたいのか? という質問に対するものが「コンセプト」だと考えています。


お店のコンセプトは何か?

例えばひとくちにカフェと言っても、その実態も理想も千差万別です。

「本当に美味しいコーヒーが飲める店」というコンセプトを掲げ、提供するメニューの質至上主義として、内装も接客も適当を貫く…というのも(一般的ではありませんが)ひとつのコンセプトの表れでしょう。また一方で、「美味しいコーヒーを飲みながら、ゆったりとした上質な時間を提供したい」というコンセプトを持てば、それが内装やサービスにこだわる必然的な理由となります。

コンセプトは「みんながわかる」言葉にする

コンセプトとは、”中核を言葉で簡潔に表現したもの"とでも言いましょうか。一人で切り盛りしているお店なら、自分の思いを自分の行動で表現していけば良いですが、仲間達と共にひとつのお店を創り上げていくのであれば、その店の中核となる部分の認識を全員で統一し、かつお客様にも伝わりやすい「言葉」にしておいた方が良い、ということです。 文章が長くなればなるほど、人によって解釈が変わってきますので、できるだけ完結に、というのもポイントです。


私達、EMPORIOカフェの場合は、「立ち寄るだけで、ゆたかな一日」というコンセプトがありました。ただ、それだけでは関係者の意思統一や、お客様に伝えるという部分において、言葉足らず感は否めなかったので、【notebook】と呼ばれる「コンセプトブック」を制作しました。こちらは、絵本のようになっていて、物語やイラストを使って、コンセプトが表現されています。

お店や商品・サービスの信念でもある「コンセプト」の部分は、開業の時も、その後の運営にも大きな影響を及ぼすので、じっくりと考えたいところですね。




 

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