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損益分岐点は出来るだけ低い方が良いけれど…


お店でも、会社でも、どのような事業でも「損益分岐点」というのを考慮しますよね。

ここまで売れたら利益が出る。という売上高の事です。


もちろん、損益分岐点が低ければ低い事業であるほど、利益は出やすいでしょう。ただし、一言で言えるような簡単な話でもありません。

設備投資や人材の確保など、固定費の増大が売上の増大につながったり、原価を抑える役割を果たす場合もあるからです。


どこまで投資するか?難しい経営判断

例えば、非常に生産性の高い機械(設備)に投資して、他社に対し、価格優位性を発揮すれば、自社の商品が売れる可能性は十分に高いと思いますが絶対ではありません。はたして、生産性の高い設備を導入すべきかどうか?経営判断が問われます。



その関連データや調査報告を集めるのにすら、コストがかかります。

コストをできるだけ考慮し、それらのリスクを背負ってでも、設備投資する価値があるのかどうか?を判断するのは、容易ではありません。データは過去を教えてはくれますが、未来を全て教えてくれるわけではないので。


ということで、 損益分岐点は低い方が良いでしょうが、低いままで売上を増大させていけるものでもなく、成長している会社であれば、随時上昇していくのが一般的です。


その中に含まれる固定費やサンクコスト(後戻りできないコスト)が増大し、利益を出すために必要となる売上高も増えていきます。

「今」の情報から未来を読み解く必要性を実感しています。



 

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