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【開業・起業読本/4】経営者になるために学ぶこと


それでも開業するなら【守りの知識/攻めの知識】を勉強しないとね。


起業するにあたって、知っておいた方が良い知識はたくさんありますが、大きく二通りに分かれます。ひとつは守りの知識

  • 基本的な経理の事

  • 税金の事

  • 法律の事

主に「事業者」に課せられる義務の部分。従業員を雇うなら、労働基準法や社会保険についての知識もあった方が良いでしょう。もちろん、税理士さんや社労士さんに頼むのもひとつですし、私もそれぞれ専門家を顧問にしていますが、それでも代表者たるもの多少の知識は必要です。


顧問の報酬を毎月何十万円も支払うのであれば、専門家たちはあなたの組織の事、会社の事について、かなり一生懸命考えてくれるかもしれませんが、必要最低限の報酬の支払いであれば、受けられるサービスも必要最低限になると考えるべきで、そうであれば自分の組織は自分で守らなくてはなりません。


とは言っても、こちらではそういう「当然知っておくべきこと」かつ「検索すればいくらでも出てくる」内容に関しては、割愛させていただこうと思いますので、ぜひご自身で勉強してみてください。



知っておくべきもうひとつ・攻めの知識。

ビジネスをしていく上で、知らなくても問題にはならないが知っていれば得するような、そんな知識。このあたりを勉強しておきたいですね。あなたがどのようなジャンルで起業するかにもよりますが、一般顧客を対象とするビジネスの場合には、

  • 行動経済学(価格戦略やメニュー構成に多大な影響)

  • ゲーム理論(交渉事が多いようなら)

  • フェルミ推定(新しい事に挑戦するなら)

  • 確率論(起業なんてギャンブルですから)

  • 統計学(ある程度、数が取れるようになってから)

あたりがとても重要になってきます。特に行動経済学はお勧めです。なぜなら、あなたがビジネスをするという事は、商品やサービスに価格を設定するでしょうし、その価格設定という作業ひとつで、利益が何倍も変わる可能性があるからです。同じ商品、同じサービスでも、利益が出たり出なかったりする現実があるので、商品構成や価格設定はとても重要で、ぜひ学んでおいて欲しい部分です。


それでは次回はよりもっと具体的な【4-1 行動経済学(お店が得する価格設定)】についてです。




 

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