固定費の拡大と収益性と、盛衰と。

最終更新: 2019年5月21日




破綻のニュース、怖いですね

「社長」になってから、大きな会社が破綻した、いち時代を築いたような方が捕まった…などと言うニュースを聞いたときに抱く感情が変わりました。


印象に残っているのは某自動車教習所の破綻。様々なメディアに取り上げられていましたが、経営状態が芳しくないことを隠して新しい人を受け入れて…。とか、数年前の某英会話教室もそうでしたが、存続しようとして、お金が流れている状態を維持しようとして、通常に営業して、新しい受講生を迎え入れて、って、どちらも普通に事業しているだけなんですよね。


おそらく借り入れさえできれば、その方たちが卒業したり、回数こなしたりするまで長生きできて、その間に事業が好調になれば、また続けられたし、好転しなければ、借入金が底を突いた時点で、その時、ババを引く人がいて。みたいな感じ。


結果論として、流れを止めない限りは、悪者はいない。


お金の流れる仕組みというのがありますが、流れを止めてしまうと、その責任を問われる。という感じでしょうか?逆に、流れを止めてしまうまでは、少々無理してでも流していれば、その無理することそのものは、問題ではないし、責任は問われない。ということでしょうか?


事業をしていて、創業当初から無理せず、事業を存続し続けられるような会社って、どれだけあるんでしょうか?世界のホンダだって、みかん箱の上に創業者が立っていた時代があるのですから。


企業の拡大=固定費増

基本的に、企業は成長していくものです。だからこそ、少々借金をしてでも、事業を拡大していくのです。ということで、拡大していくとは、どういうことでしょうか?


単純に言うと、固定費の増大です。すべての経費が変動費であるならば、赤字になることはあり得ません。 しかし、それは通常の事業運営では難しいかと思います。なぜなら、人件費のすべてを変動費にするというのは、なかなか難しいからです。


また、モノを製作しているような場合、ロットを増やせば単価が下がるというのは当たり前の話なので、変動費という概念で捉えられるはずの「原価」の部分も、実は固定費的な発想が必要だったりします。



その固定費、本当に必要?

さてさて、なんだかややこしい話になってきましたが、拡大中に固定費が増大していくのは通常のことです。ただ、拡大のペースが、想定していたよりも遅かった場合、収益性が悪化し、成長しているにもかかわらず破綻してしまう危険性が高いというのは良くある話ですし、どれだけ収益性の高い事業モデルで、他社との差別化が図れており、すばらしい人員を抱えていたとしても、なんらかの原因で、増大した固定費をまかないきれない場合、だいたい破綻します。


ちょっと思うところとしては、固定費の中には、本当に必要な経費と、不要な経費が入り混じっている可能性が高い。というところです。「無駄を省く!」というキーワードが、全社員の中に、本当の意味で徹底できていれば、今年に入ってからの破綻件数は、多分、半分に出来たと思います。


拡大していくにつれて、無駄はどうしても大きくなります。無駄かどうかの判断も難しくなってきます。拡大して、存続していくためには、そういった部分の意識も、同じように成長させていく必要があるのでしょうね。


金融危機は、めぐりめぐって、そうやって消費者に到達します。って、メディアでは言わないですよね。 ひどい経営者が・・・。みたいな書かれ方、言われ方をしている場合がほとんどです。経営者としては、借金できるならして、流れを止めたくはない。というのがほとんどだと思います。が、無駄が多い組織を抱えたままでは、それも叶わない可能性が高い。流れを止めないためにも、日ごろから、無駄なものについて全員で理解して、無駄を省く大切さを共有したいですね。



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