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広告とパブリシティーのコストパフォーマンス



コストパフォーマンスの評価は難しい


どのようなお金の使い方でも、その結果コストパフォーマンスがどうであったか?という視点が重要です。たとえそれが、最終消費でお金に変わらなかった部分であったとしても。美味しかった、見た目が美しかった…など、五感をどれだけ満足させたか?も、コストパフォーマンスの一部と言えるかもしれませんね。


ビジネスの世界で、かなり読みにくい・見えにくいのが広告費とそのパフォーマンスです。広告・ブランディングなどは、さまざまな事象が複雑に絡み合って成り立つものであり、しかも全てが時系列でつながっているため、評価が非常に難しい分野です。


ただ、余程の大企業でもない限り、なんでもかんでも「マス」を相手にバンバン広告宣伝をひたすら打ち続けることが、高パフォーマンスである。というのは考えにくいところです。


たとえば当店がTVCMを作ったとして

たとえば、EMPORIOカフェがTVCMを1回何百万円もかけて流す。そんなことをしても、高いコストパフォーマンスを発揮できるとは通常思えませんよね。


店内の座席数には限界がありますから、売上げの上限も見えますし、わざわざコーヒーを飲むというか、カフェを訪れるためだけに何時間も電車に揺られご来店くださるお客様も少ないでしょう。それだけの魅力があるかないかに関わらず、数秒のCMで伝わるかどうかは疑問です。


また、カフェに興味のない消費者にも見られるわけですが、興味がないのですから無駄に終わる可能性が高い。そんなこんなで、何百万円もするCMは打たないという結論に至りますし、現実問題打てないのが現状です。



パブリシティーの広告効果は高い

ただしEMPORIOカフェは、けっこうメディアに取り上げていただいています。パブリシティーなのでもちろん広告費は無料。無料なのですから、掲載された場合の効果が「プラス」であれば、コストパフォーマンスは理論上ほぼ無限大。もちろん、スタッフの時間などのコストも発生するので分母が0ではなく、かぎりなくゼロに近いという観点からです。


経営者である以上、資源の使い方について常にパフォーマンスを気にするのは当然なのですが、パブリシティーで取り上げられるかどうか?は、コンセプトメイキングや内装&店舗のデザイン。また、メニュー構成や日々の接客・サービス。それらを経験したお客様方の口コミなどのすべてがからみあった結果だともいえます。


パブリシティーに取り上げられるということを考慮した上で、常日頃から戦略を練るのもある意味広告の一部なのかもしれません。




 

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