ずばり、XPの目指すところに共感しました
ホワイトペーパー(マニフェストのようなもの)に書かれている
「XP」の目的を要約すると、だいたいこんな感じになるかと思います。
「経験を共有する経済を容易にするために、XPは作り出されました。
現実世界でXP報酬受け取り、XPにていろいろなサービスや商品、経験を購入できるような経済圏を作ることにより、今日における難解で複雑な現実世界特有の問題のいくつかに対する具体的な解決策を提供します。」
ご存知の通り、いわゆるロールプレイングゲームの世界では、プレイヤーは常に何らかの経験をし、経験値やお金を稼ぎ、それを利用して食料や新たな武器を購入したり宿屋に泊まったりして、その世界での生活をより豊かなものにしていきます。XPもきっといわゆる「勤労や投資などの経済活動」によってのみ報酬を得るのではなく、もっと身近な「経験」からも報酬が得られるような、楽しい世界を目指しているものと考えています。
RPGの世界のように経験値を積みたい、けど
デジタルゲーム(以降RPG)の世界においては、全てがデジタルデータであるため資源はほぼ無限に存在します。経験値が欲しければ、無限に出てくるモンスターを倒し続ければ少しずつでも確実に経験値を獲得して行く事が可能です。
上手い下手はあるかもしれませんが、頑張れば誰でも強くお金持ちになれて、ゲームを始めた頃にはまったく歯が立たなかった強敵にも楽々勝てるようになります。敵を倒せばすぐに与えられる報酬。目に見えて確実に成長していくプレイヤー。とても楽しいですよね。そして、その世界には様々な住人が居て、経済活動を行っています。世界を救うために戦っている主人公からお金を取って武器を売る商人や宿屋の店主などがそれです。このように、デジタルゲームの世界ではデータの中においてですが、ひとつの経済圏がしっかりと成立しています。
では、現実世界とRPGの決定的な違いはなんでしょうか?
ゲームの世界では成立する仕組みが、現実世界においては不可能だと考えられる主な要因は資源がデジタルデータではなく現実的な物質であったり、プログラムではなく本当の人間の存在している。と言うところだと思います。
RPGではプレイヤーが頑張ればプログラムが報酬を与えてくれますが、現実世界ではそのような報酬を与えてくれる存在がおらず、経験値を具体的な価値あるものとして獲得できるはずもない。資本主義の世の中において、ゲームのプログラムのような、利益だけを与えてくれるものなど存在しない。そこが、現実世界とRPGの大きな違いだと思います。
そして、誰もが現実世界がゲームのような楽しい世界になる。
という希望を持つことすら忘れています。
ゲームと現実は違う。現実世界では資源は有限であり、何かを経験したからと言って報酬が貰えるような仕組みなど存在せず、報酬を獲得するためには基本的には働いたり投資したりするしか方法はない。やりたいことを仕事にできている人はラッキーで、多くの人々は生活のために労働し、そうして得た報酬によってやりたいことをやったり美味しい物を食べたりする。そういうふうに考えるのが普通でしょう。私もまったくその通りだと思います。
ですが、本当に資源は有限なんでしょうか。
現実世界において、たしかに資源は有限です。RPGのようにプログラムさえあれば何でも生み出せる世界とは違います。でも少し待ってください。本当に、RPGのプログラムのように、無償でプレイヤーにメリットを与えてくれるような存在はいないのでしょうか。無限とは言わないまでも豊富な資源を提供してくれる存在はいないのでしょうか。
私はそういう存在が身近にあることにやっと気がつきました。皆様ももうお気づきだと思います。その資源、報酬を与えてくれる存在とは、「地球であり、宇宙」です。
地球上の生きとし生けるものに対し一方的に報酬を与え続けている存在、それが地球です。人間は地球から与えられる資源がないと生きていけません。太陽から与えられる資源(エネルギー)がないと生きていけません。
本来、誰のものでもないはずの地球の資源を、人が考えたルールによって誰かの所有物として扱っているだけです。それが、今の現実世界であり、資本主義の現状であると思いますが、この点については信条や主義主張などの話しになってややこしくなりそうなので、これ以上ここではお話しを控えます。
皆さんに知っておいて欲しいと思う重要な点は、資源を無償で提供してくれる何かは、この現実世界にもしっかりと存在している。という事です。また、AIの進化も報酬を与えてくれる存在になりうると考えられます。しかしAIがどれほど進化しようとも、現在のシステムのままだとその利益を享受するのは一部の資本家だけかもしれません。
そのような現状の中、通貨発行権の一部でも人々の手に取り戻すことにより、富が大資本や既得権益構造などに偏るのを少しでも抑えるようにすることが、ブロックチェーン誕生の理由なのかもしれません。
少し話しが逸れましたが、つまり、RPGのように、経験を価値にして得た対価(XP)によって様々なサービスを受けたり商品を購入してその経験値を別の人に渡し、受け取った商売人がそれを給与としてスタッフに支払う。スタッフもまた、勤労によって得た報酬だけでなく、様々な経験を通してXPを獲得してそれを使う。という循環(経済活動)を可能にするための源泉となる資源はこの地球に存在している。
この事実は、冒頭に述べた、「今日における難解で複雑な現実世界特有の問題のいくつかに対する具体的な解決策を提供する。」という、XPの目指す方向性と完全に一致すると考えます。なので、遠いですがその理想的な目標に共感できたので、EMPORIOカフェはXPを支援することにしました。
まとめ
今現在、最も有名なビットコイン(BTC)をはじめ様々な暗号通貨が存在します。それぞれ目的が異なったり、性能が違ったりいろいろ特徴はあります。そのような中でXPはまだまだ知名度も低いこれからの存在です。吹けば飛ぶかもしれません。ブロックチェーンの仕組みを使わないようなコインも存在してきて今はまさに混沌とした手探りの状態です。
全てがデジタルデータなので、できる事できない事はコインによって違いはあれど、基本的な扱い方は大差ないように思います。(これはとても技術的な事なので専門家にお任せします)ですが、まず何より大切にしたいと思っているのがその暗号通貨誕生の目的であり、理念であると私たちは考えています。もちろん、その他の要因も無視はできませんが、理想を共有できない友人と協力関係を築くことは簡単な事ではありません。
いつでも理想と現実には距離があります。人々の理想に近づこうという努力に対する既存システムからの大きな抵抗もあります。ですが、理想に近づくためにできる事は、まず1歩目を踏み出すことです。私たちは、より明るい未来にするための1歩を踏み出すことにしました。新たな取り組みですのでご不便おかけすることも多々あるかとは思いますが、応援して頂けると大変ありがたいです。どうぞ宜しくお願いいたします。
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