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(自分が)やりたい事、(お客様が)してほしい事。


とある専門学校で講師をしていた時の話


飲食(カフェ)の専門校で講師をした経験がありまして、今すぐ/5年後/いずれか…の事情は生徒さんによってそれぞれでしたが、人生で一番「開業希望」の人々とお話する機会が多い時期でした。


生徒の皆さん、そして大多数の人々が開業理由として、”自分のお店を持ちたい”という欲求を源泉としているかと思うのですが、なぜお店を持ちたいのか?というのがやはり、かなり個人的理由に寄るのだなと思います。


「やりたいからやる!」というのは良い事だと思いますし、お店を開業して運営していくのはとてもハードな事なので、”やりたい”という強い意志が必要とされるのは間違いないのですが、ポイントは「やりたい理由」です。それが、「個人的」過ぎるかなぁ、と。


もちろん、100%個人的という訳ではなく、お客様目線もある程度は含まれていると思うのですが、その順序が、

・●●なお店をやりたい → それは良いお店なのでお客様は来る というのが大半なのです。悪いとかダメとか言いませんよ。そうではなくて、そういう思考が多いんだなぁ、と。



ビジネス視点で考えてみよう

あくまでビジネスという視点でとらえると、

・お客様は●●なお店を望んでいる → だから●●なお店をやればお客様は来る

というのが、もっと多くても良いのではないかなぁ。と、思っているだけです。


お客様がしてほしい事、望む事を第一に考え、そこに収益のバランスが取れる仕組みを創り出してこそビジネスなのではないかなぁ、と。

もちろん、世の中にない新しい事を始めようとする場合には、お客様に聞いたりアンケートを取ったりすることもできないのですし、既存に近いような業態がある場合でも、アンケートを取ったからと言って正確な解答を与えてくれる訳ではないので、しっかりと考える必要があります。




もし、こういう商品、こういうサービスがあったとしたら、お客様は喜んで対価を支払ってくれるだろうなー。と、想像、空想、妄想する訳です。これが、できればスタートであって欲しいな、と。


カフェをやるにしても、自分の望む空間、自分の居心地の良い空間、自分が美味しいと思う商品を提供しよう!っていうのを1番にもってくるのではなくて、お客様を一番にしてほしいなー。とすれば、もっと収益を考えたビジネスになるのに。と、思う次第です。


 

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