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リストラクチャリング(リストラ)とリエンジニアリング



リストラクチャリングとリエンジニアリングの違い

  • リストラクチャリング 構造を改革すること。特に、企業が不採算部門を切り捨て、将来有望な部門へ進出するなど、事業内容を変えること。企業再構築。リストラ。

  • リエンジニアリング 企業の業務活動を根本から考え直し、根本的革新を行う経営手法。

と、Yahooの辞書には掲載されていました。


日本での一般的な認識としては、前者は首切り的で、後者は改革的なイメージかと思います。ハマーさん&チャンピーさんの書籍「リエンジニアリング革命」から16年が経とうとしている現在、経営戦略や経営論を、「古い」と言って片付けることは簡単です。ただし、無視して良いわけではないというのが、私の考えです。

最新の手法を試すには十分な土台が必要

先人が経験してきた進化を、現代の人は飛び越えて良いのではなく、何倍ものスピードでこなした上で、最新のものを試す必要がある。と、思っています。それは、人間が生まれる前に母親の胎内で、単細胞から魚類や両生類に近い形状を経て、人間へと成長していくことと同じだということです。


いきなり、最新の経営手法などを取り入れたのでは、それを支える土台がないのです。つまり、裁量権がない時代を踏むからこそ、裁量権の価値や重みがわかったり、規制に耐えたからこそ、自由のありがたみを実感できる。


理想は、書物や教育によって、すべてを感じることができればと思うのですが、どうしても「リアル」からは遠いものとなってしまいます。できれば、そこに至った先人たちの経験を、できる限り効率的に学ぶ機会を設けた方が良いと思っています。なぜ、今それに至ったのか?を知ることが、「今」について深く理解するための、一番の近道である可能性が高いからです。

経営にしても、マーケティングにしても、顧客満足を得ることにしても、時代と共に変化するのは事実ですが、その歴史についての理解を深めることは、今に生かせることにつながると思います。

  • ITの時代

  • 情報革命の時代

  • ナレッジマネジメントの時代

  • 人の可能性の時代

現代を称して、何の時代と呼ぶかは、何十年後かの人たちが決めれば良いと思いますが、次の時代の人たちは、過去の経緯+今の我々の試行錯誤=その人たちにとっての踏まえるべき過去というのをすべて学んだ上で、新しい何かを生み出すのでしょう。

人はどこまで進歩できるんでしょうね?



 

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