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クロノス(Chronos)とカイロス(Kairos)という時間の捉え方


今日はちょっとギリシャ語のお勉強を。


ギリシャ語で時間を表すクロノスChronosとカイロスKairosという2つの言葉。


クロノス【Chronos】はご存じ、時計が刻む時の事で、いわゆる客観的な時間を意味しています。一方、カイロス【Kairos】というのは、主観的な時間というか、出来事の連続性や重なり、またはタイミングというか、ティッピングポイントというか、いわゆる『その時!歴史は動いた』的な『時』を意味する言葉です。

当然、人間にとってはどちらも重要なのですし、どちらか一方だけでは成立しないのですが、現代においては非常にクロノスChronosばかりに目が行ってしまい、カイロスKairosがどうしても後回しになってそうな。そんな感じがしています。


重点を置くべきはどちらなのか


もちろん、カイロスKairosばかりに重点を置いてしまい、クロノスChronosを無視してしまうと、社会的な生活を営む事も難しくなるので、ようはバランスの問題なのですが、やはり、出来事の積み重ねや連続性やタイミングにも、結構、気を使った方が良い事も多いと思います。

  • 人に与えられているのがクロノスChronos。

  • 人に訪れるのがカイロスKairos。

という感じで、共に非常に重要なものです。

人が得たいものが、最終的にはすべて『感情』なのであれば、やはり、感情に直接作用するカイロスKairosも、今以上に意識した方が良いのかもしれませんね。


Wikiによりますと、

  • クロノス時間とは…過去から未来へと一定速度・一定方向で機械的に流れる時間。

  • カイロス時間とは…速度が変わったり繰り返したり逆流したり止まったりする、人間の内的な時間。


とあります。さらに、

カイロス(Καιρός、ラテン文字転写:Kairos、ラテン語形:Caerus)は、ギリシア語で「機会(チャンス)」を意味する καιρός を神格化した男性神である。元は「刻む」という意味の動詞に由来しているという。キオスの悲劇作家イオーンによれば、ゼウスの末子とされている


ともありますので、カイロスはチャンス(機会)と密接に関わりがありそうです


注意していきましょー!



 

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